メンバー紹介
2026.06.28
【神奈川から長野へIターン】「面白そうだな」で動いた地域おこし協力隊から、長野システム開発のヘルプデスクへ。
千葉県出身。大学進学を機に神奈川へ移り、SE・ITサポート・コールセンター業務など、IT業界で長くキャリアを積んできたMさん。
そんなMさんが次のキャリアとして選んだのは、長野県の地域おこし協力隊でした。
ふるさと納税業務と、地域商社の立ち上げ。
ITとは一見距離のある仕事に飛び込んだのは、「スタートアップ系で面白そうだな」というシンプルな動機でした。
協力隊の任期を経て、2026年1月に長野システム開発へ入社。
現在はヘルプデスクとして、これまでのSE経験を活かしながら、お客様からの問い合わせに向き合っています。
そんなMさんに、移住の経緯と長野での暮らし、仕事のお話を伺いました。
Mさんのプロフィール

出身地:千葉県
前居住地:神奈川県
居住地:長野県伊那市(Iターン)
入社時期:2026年1月
職種:ヘルプデスク
経歴:SE → ITサポート/社内SE → コールセンター業務 → 地域おこし協力隊 → 現職
年代:40代
「スタートアップ系で面白そうだなと思って、応募しました。」
—— 長野に移住されたきっかけを教えてください。
きっかけは、地域おこし協力隊のお仕事でした。
2023年4月から、長野県の南信州でふるさと納税業務と、地域商社の立ち上げを担当するという内容で、「スタートアップ系で面白そうだな」と思って応募しました。地域で選んだというよりは、仕事の内容で選んだという感じですね。
—— 求人はどこで見つけられたんですか?
「JOIN」という、地域おこし協力隊専用のサイトです。
協力隊を考えている人なら、多分使うサイトじゃないですかね。あとは「スマウト」とか、ああいう系が、移住検討者には一般的だと思います。
—— 長野県という土地は、もともと意識されていましたか?
長野には何回か来たことはあって、スキー場とかには行っていました。大学の付属校が長野にあった関係で、長野出身の知り合いも何人かいたんです。社会人になってからも、何回か遊びには来ていました。
ただ、住む場所という意味では「困らないところだったら大丈夫」というスタンスでしたね。長野県も広くて、上の方に行くと雪が結構ひどくなるので、雪があまり降らないところがいいな、というくらいは思っていました。
—— 移住前の下調べはされましたか?
下調べは、特にしていなかったですね。
ふるさと納税の仕事に関わるリサーチ(何か武器になるものはないか)はしましたが、住む場所としての下調べはしていません。面接のときに、初めて南信州に来たくらいです。
—— かなり思い切った決断ですね。
まあ、わりとそういうところはありますね。
「採用通知が3月、4月赴任。引っ越しはバタバタでした。」

—— 移住の際に行政からのフォローはどうでしたか?
住むところは、ちゃんと行政が用意してくれましたが、バタバタでしたね。
採用の決定通知が3月に来てしまって。通常であれば前職には最低1ヶ月前に伝えるところを、3月通知で4月赴任という流れになってしまったんです。
引っ越し屋さんも繁忙期で時期が限られていて、費用も結構かかる中、入居予定の部屋は番号が直前に変わったり、結局3月末まで入れないという話になったり。
最終的にはコンテナを1ヶ月借りて、引っ越し屋さんに一旦荷物を全部入れておいてもらって、そこからは自分で運び出すという、半ば強引な方法で乗り切りました。
協力隊の要件で住民票の移動が4月以降でないといけなかったので、このスケジュールはどうしようもなかったんです。
—— 神奈川と比べて、長野の暮らしはどうですか?
バスや電車の本数が少ないというところは、やっぱりありますね。こちらに初めて来たときも高速バスで来たので、そういう不便さはあるんだろうなと思いました。
ただ、神奈川に戻りたいかというと、全然思ってないですね。長野県の暮らしについて、文句を言うことは特にないです。
—— 住んでいる場所はどんなところですか?
今住んでいる場所は、近くに大きいスーパーマーケットやドン・キホーテもあるようなところです。
「駅前じゃないとダメ」というタイプではないので、生活に困ることはまったくないですね。
—— 気候はどうですか?
寒暖差は、やっぱり激しいです。
昼間はすごく暑いけれど、夜になると気温が下がってきて、最近(取材時:5月下旬)だと夜は12〜13度くらいまで下がります。
今は室内作業なので気になりませんが、納税業務で外回りをしていたときは、標高差を実感しましたね。事務所が山の上の方にあって、農家さんや事業者さんは下の方にいるので、下では雨が降っているのに、上に戻ると雪になっている、みたいなこともありました。
—— 長野だと車が必須だと思いますが、神奈川にいるときから免許は持っていたんですか?
もともとペーパードライバーで、旅行のときにレンタカーを借りるくらいでした。
長野に来てから、初めて車を買って日常的に乗るようになりました。
「長野で初めて車を持ったから、いろいろ行けるじゃんと思って。」

—— 協力隊を退任されてから、長野システム開発に入社されるまで10ヶ月ほど期間がありますが、その間はどう過ごされていたんですか?
お金の問題は特に気にしていなくて、失業保険もあったので。それより「初めて車を持ったから、いろいろ行けるじゃん」という気持ちが大きかったですね。
静岡の方に旅行に行ったり、桜の時期に京都へ車中泊で1週間ほど行ったり。近所の観光農園に行ったり、長野県の北部にもそれまで行ったことがなかったので、安曇野(あずみの)あたりにも足を伸ばしたり、いろいろ観光していた感じです。
その間に、地元の企業を回って話を聞いてみたりもして、「こういう仕事があるんだ」と知る機会にもなりました。
—— IT業界に戻ろうという気持ちはあったんですか?
業界を絞って選んでいたわけではないですね。
やろうと思えば大体できるだろう、というのはあったので。
最初の会社では「作る側(SE)」で、その後の会社では「使う側(社内SE)」に回っていったんですが、使う側で仕事をしていても、作る側で知っていることが役に立つ場面は結構ありました。
特にスタートアップのときは、本当に小さい組織だったので、メールや電話の回線関係も自分で調べてやっていたんです。なので「できるだろうな」という感覚はありました。
—— 長野システム開発を知ったきっかけは?
Indeedの求人です。
仕事を探していたとき、最初に応募した1社目(SE系の会社)から内定が出てしまって。想定より決まるのが早すぎて、他をあまり見れていない状態だったんです。なので「もう少し他も見たい」と話して選考を延ばしてもらい、結局1社目はお断りさせていただきました。
そこから、もう一度県内に絞って見直そうと思って、長野システム開発、葬儀関係の会社、農業関係の会社の3社に応募しました。農業関係は時期が悪くて選考に進めず、長野システム開発ともう1社の2社に絞られた感じです。
—— 最終的に長野システム開発を選んだ理由は?
率直に言うと、最後は条件面でした。
どちらも面白そうではあったので、天秤にかけるのは条件面しかなくて。
求人サイトで見ていた段階ではもう1社の方が年収は大きく見えたんですが、面談のときに予想外の数字を出してくださって、「じゃあこっちかな」となりました。
「ヘルプデスクの範囲じゃないかもしれないけど、聞かれたら対応しています。」

—— 現在のヘルプデスクのお仕事はいかがですか?
サポートをしていく中で、開発寄りの作業も触りますね。お客様から「このウェブサイトのここをどうしたらいいか」「このスクリプトでうまくいかないんだけど」といった問い合わせもいただくので。
そういうところは、元々自分がやっていた領域なので、得意分野なんです。
ヘルプデスクの範囲かと言われれば範囲外かもしれないですけど、聞かれた以上は対応している、という感じですね。
—— 入社前に「もっとこういう情報が欲しかった」と思ったことはありますか?
特に感じなかったですね。
そもそも僕の仕事の探し方が「業種を絞り込む」というやり方ではなかったので、ハローワークの求人なども幅広く見ながら「こんなものかな」という感覚は持てていました。
—— なるほど。インタビューのご協力ありがとうございました!
最後に
移住も転職も、考えすぎる前にまず動いてみる、というやり方もあります。
長野県には地域おこし協力隊という選択肢もありますし、求人サイトを丁寧に見ていけば、思いがけない出会いがあるかもしれません。
南信エリアは雪も少なく、生活インフラも整っていて、生活に困ることはありません。
興味があれば、ぜひ一度遊びに来てみてください。
