メンバー紹介
2024.09.10
「地デジが普及したころから品質保証をやっています」テスト経験20年以上のエンジニアに業務やオフショアの話を聞いてみた。
みなさんは覚えているでしょうか。地上デジタル放送・通称「地デジ」がいつごろ社会に登場したのか。
・・・答えは「2003年12月」です。
その当時からシステム開発の品質保証に携わり、この道20年以上のキャリアを持つTさんにインタビューを実施しました。
Tさんは長野システム開発で、品質保証課の課長やオフショア開発の窓口を担当している方ですので、具体的な業務や苦労話を聞いていきたいと思います。
Tさんのプロフィール
- 学歴:専門学校卒
- 配属:品質管理課 課長
- 入社:2016年4月
- 業務:品質保証全般・オフショア窓口など
組み込み系の品質保証で経験を積む
── まずはTさんのご経歴について教えてください。
東京の専門学校を卒業後、IT系の営業を経て、品質保証の会社へ入社しました。その後も別の品質保証会社へ転職しているので、この分野では20年ぐらいの経歴ですね。
── 長いですね。どういう製品のテスト業務に携わっていたんですか?
当時は地デジのテレビが世の中に出回りはじめたころだったので、大手メーカーの小型テレビに携わっていました。
それ以外では、ケーブルテレビのセットトップボックスやIP電話対応のルーター、プリンターといった組み込み系の製品が多いですね。
── テスト業務って、具体的にどういうことをやっているんですか?
主な役割は、製品が設計書通りに機能しているか、ユーザーが予想外の操作をした際にも問題なく動作するかを確認することですね。
また、設計書に書いていないことであっても、一般的によく用いられる仕様を提案して、追加する場合もあります。
例えば、金額を表示するときには3桁ごとにカンマを入れる、のような内容ですね。
── たしかにそういう仕様はよく見かけますね。テスト業務をする上で心がけていることはありますか?
私の性格的に伝えないといけないことはハッキリと言うタイプなので、製品の品質に関する良いところも悪いところも指摘することは心がけています。
品質保証は最後の砦なので、これによって製品の継続的な改善に繋がっていると感じています。
── これまでの経験があったからこそ、長野システム開発でも品質保証を担っているんですね。
そうですね。全社的に品質改善に取り組もうという動きがあり、去年(2023年)の5月に品質保証課が新設されました。
私たちは第三者検証サービスを提供している会社ではないので、詳細なテストには限界がありますが、納品前にシステムの正常系テストや異常系テストなどを行なっています。
オフショア開発の苦労話
── 品質保証とは別にオフショアの窓口も担当されていますよね?
はい、私が窓口になって対応しています。
ベトナムの開発チームに業務を依頼することがあるんですが、日本語が分かる現地の方を通してコミュニケーションを取っています。
打ち合わせには、ベトナムで窓口になっている方と、プロジェクトに関わる他のメンバーが参加していますね。
── どんな風に業務を分担しているんでしょうか?
お客さんへのヒアリングや要件定義、基本設計は私たちが行い、詳細設計から実装まではオフショアチームに依頼しています。
そして彼らから納品されたものを私たちがチェックするという流れです。
だからオフショアに依頼するときは、大量にコードを書くことはほとんどなく、細かな修正を行うことが多いと思います。
※下請け制限がある場合は、自社メンバーで開発しています。
── コミュニケーションの壁を感じることはないですか?
やはり言語や文化の違いから、言葉の捉え方に違いが出ることがあります。
そのため、スライドや図解を使って、誤解が生じないようにできるだけ分かりやすく説明することを心がけています。
こちらの要望どおりのモノが納品されたときは、「上手くコミュニケーションが取れた」と実感できます。
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